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DALI SPEKTOR1 簡易レビュー

 DALI SPEKTOR1の簡易レビューです。

 サラウンド用に購入し絶賛使用中、ということで設置環境は写真のような具合です。

IMG_20200505_101850.jpg

 左右スピーカー間2.5m、スピーカーまでの距離が1.5mと変則気味の配置になっています。(レビュー用に内振りの角度のみ調整)
 アンプはマランツのNR1710、スタンドはハヤミ工産のSB-109、このスタンドについては高さ調整以上のものではないかなという感想です。
 このスピーカーをステレオ用として利用するならこんなふうにスタンドに載せたり、スピーカー間を広めにとったり、というのはあまり無いかもしれませんでそのあたりはご了承を。


 全体のバランスは低音少なめのかまぼこ型。コンパクトなサイズなりの無理をしてない音のバランスだと感じます。

低音域:量は他の音域と比べて少なめで厚みもそれほどない。115mmというウーファー系を考えるとこれくらいでしょう。音のキレはそこそこですがバスレフっぽさはあります。80Hzくらいまでは出ているようなのでもう少し欲張るならトーンコントロールで増やしてあげましょう。

中音域:量は最も多い。割と癖のない自然な音ですが音の厚みはそこまで、なのでどちらかといえば男性ボーカルよりは女性ボーカル向き。変な硬さや帯域の落ち込みも無いので何でも聴けるタイプです。

高音域:量は高域よりもやや少なめ。主張してくるタイプではないので耳障りにならず聴きやすい。もう少し鮮やかさがあれば、もっと伸びればと思うことは無きにしもあらずですが、全体のバランスで見るとこれでまとまっているので狙ったバランスかと。もう少し金属的な硬さが合っても良いかも、と感じるくらいに柔らかめです。

音場の広さ・明確さ:特筆すべきものは特に無いです。変にスピーカーから音が離れず"このスピーカーから音が出ている"みたいな事もなければ恐ろしくカチッと定位する、広大な音場が展開される、なんてこともなく。普通です。


その他:リアバスレフなので後ろとの感覚は考慮すべきですが、幅が500mmペットボトル2本分、奥行きも3本に満たないくらいのコンパクトさは設置環境を選びにくく、スタンド等の選択肢も多いです。色も選べるのでインテリアに合わせて。ちなみにこれはウォールナットです。サイズ感は下の写真で。

IMG_20200505_114214.jpg


 トータルとしては、何でも聴ける優等生キャラ、というのが感想です。BGM用にするも良し、TVのメインスピーカーとしても良し、サラウンド用にも、という具合で。一方で強い個性があるタイプではないので、特定の曲にビタッとハマるなんてことはほぼ無いだろうな、とも感じました。サイズから想像されるように低域はさほど出ないですが、個人的にはこのサイズ感がこのスピーカーを選ぶ大きな理由になりうると感じているのでサブウーファの追加等はおすすめしません。サブウーファー有りだと当然ながら帯域バランスが良くなるのと、全体的に音の厚みが増すおかげで聴き込む際の楽しさが増しますが、設置・接続の面倒さとのバランスを取るほどではない、という感想に落ち着きます。コンパクトなDAC付きアンプと組み合わせるなど、ミニマムにまとめた方がしっくり来そうです。
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