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ヘッドホンと曲感想 第8回 白浜坂高校合唱部/潮風のハーモニー [企画]

 ER-6の存在感がとても薄くなっているように思えるので次からは外そうかと考え中です。

白浜坂高校合唱部/潮風のハーモニー

 
 アニメ「TARI TARI」のED曲です。女性3人+男性2人の男女混合曲というのはアニメのOP/ED曲では珍しいのではないでしょうか。明るく爽やかな曲で聞き飽きないですね。カップリング曲はラジオのテーマソングということでこちらも明るく可愛い曲となってます。個人的には大ヒットな曲であります。

・ヘッドホン
DJ1PRO:9/10
明るくキレの良い音が非常に合っているように思います。全体的に人工的な音のヘッドホンですがこの曲ではそこまで気にならないです。ボーカルの生っぽさ、自然さなどはあまりありませんが楽しく聴けるので良いです。

DT880PRO:8.5/10
非常に違和感なく聴けます。ボーカルの自然さ、という点ではこの中で一番かと思います。ただ音が重たく、湿り気があるため明るさ、爽やかさ、という点ではイマイチです。声を堪能するには一番ですが雰囲気を求めると他のヘッドホンに一歩譲るように感じました。

MS-2:7.5/10
ヘッドホンの音色は曲と上手く合っているように感じますが、音場表現が全くといっていいほど合いません。個別パートの部分ではそこまで気にならないのですが、全員で歌うパートになるとかなりごちゃごちゃするのと、ボーカルの口の大きさが声優さんによってかなり大きさが違うことが気になります。この表現が許せるかどうかで大きく評価が変わるように思います。

HD380PRO:7.5/10
普通に聴けますがそれくらいです。淡々と鳴らしていくのでこの中では一番面白みがない、と感じました。

・イヤホン
ATH-CM707:6.5/10
抜けが若干悪く曲のイメージと合わないように感じます。感覚的には晴れて欲しいのに曇っている、という感じです(分かり辛いですが)。ボーカルの生っぽさがあるわけでもなく、Lo-Fi調なのが曲の雰囲気ともいまいち合わないです。

ATH-EW9:6/10
とにかく中高域にあるピークに女性ボーカルの部分が見事にハマるため非常にキツイです。どれくらいかというと聴くのが苦痛に感じられるほどなので相当かと。それさえなければ可もなく不可もなく、なのですが。

ER-4B:8.5/10
分離の良さはピカイチで誰がどう歌っているかを追いかけるのには最適です。音色的にも違和感はなく、明るめな音作りもあってなかなか楽しく聴くことができます。ボーカルは男声・女声ともにとても綺麗に表現しています。ただ線が細く、ノリが良いというわけではないのでそのあたりが少し弱いように感じました。

ER-6:7.5/10
音が軽い感じはありますが軽快さと捉えればなかなか悪くないです。全域にわたってキンキンする感じはありますがそこまで気にならないです。男性ボーカルがもう少し落ち着けばさらに良いのですが、これは上位モデルにいかないと得られないようでした。

 聴いた感想としてはヘッドホン・イヤホンとの相性自体は女性ボーカル物の曲に近いように感じましたが、合唱部分のボーカル表現をどのようにして欲しいか、という点が大きく異なっており、またポイントとなるかと思います。音場表現の好みによってどのヘッドホン・イヤホンを選ぶかは大きく変わってくると思うので試聴してみると良いかと思います。カップリング曲のTriple Smilyは女の子3人のみなのでMS-2がなかなか良かったです。どちらも明るく爽やかな曲なのでこの季節にはぴったりだと思います。

ヘッドホンと曲感想 第7回 Mr.children/マシンガンをぶっ放せ [企画]

 定期的に更新しないとどうやって更新してたかすっかり忘れるので気をつけたいですね。

Mr.children/マシンガンをぶっ放せ


 アルバム「深海」から。So Let's Get Truth→臨時ニュース→マシンガンをぶっ放せの流れは非常に好きです。最近のMr.Childrenとは違う、というより90年代のMr.Childrenという感じでしょうか。最近は優しい曲が多いですが、こういった粗さのある曲をまた出して欲しいところです。

・ヘッドホン
DJ1PRO:8.5/10
音色にやや癖がありますが悪くはないです。しかしながら尖った音、特にギター、ハイハットが丸まった感じになること、また音場表現が独特なためか刺激、という面ではイマイチです。明るさや鮮やかさ、ノリの良さという点ではかなり合うと思うので、ボーカルが無機質になるのを許容できるならかなりおすすめです。

DT880PRO:9/10
尖った音が尖ったまま出てくれるので非常に気持ち良いです。低音がやや重たくノリが悪いこと、音場の広くやや散漫な印象がありますが、、それ以上に金属的な音色、音の細さから来る刺激といった長所の方が上回っているように感じます。櫻井さんの金属的なボーカルの表現も素晴らしいです。

MS-2:9/10
こういった曲には合うと評判のGRADOのヘッドホンですが、やはりというか合います。音のキレが良く、ノリの良さは圧倒的だと感じます。かなりピーキーなので人によってかなり高音が痛いかもしれません。もう少し暗さがあれば曲との相性もより良かったかも、とは感じますがかなり良いです。

HD380PRO:6/10
兎にも角にも音が大人しいのでマイルドになり過ぎている感があります。ヌケが悪くノリが悪いとなれば仕方ないとは思いますが・・・。音場の広さ、響きの多さはまだ許容できる範囲ですが、尖った音があまりにも出てこないです。利点としてはそれぞれの音が主張してこないので各パートが非常に良く聞き取れます。ただ音楽鑑賞の面から見ると微妙です。

・イヤホン
ATH-CM707:7/10
ここが良い、という点があるわけではないですが、逆に特に悪いところもありません。それなりに音に厚みはありますし、鮮やかさも十分だと感じます。痛い音がでないのは若干気になりますがそれくらいかな、と思います。

ATH-EW9:6/10
上品すぎて合わないです。響きが多く、かつ低音が緩いためキレとは無縁ですし、痛い音もさっぱり出ません。唯一の利点としてボーカル表現自体はかなり生々しさがあるので、ボーカル中心に聞きたいのであればあり・・・かもしれません。

ER-4B:8.5/10
音が軽いのは若干気になりますが、しっかりとそれぞれの音を描写した上で荒さも表現できていると思います。
音のキレの良さ、またやたらと多い高音がうまくマッチしているからかな、と思います。ただ妙にくっきりはっきりしていること、またすっきりしていて淡白なのであわないと感じる人もいるかと思います。

ER-6:6.5/10
音が軽すぎること、また繊細であるためにどうにも合いません。上品という点でEW9と同じような相性の悪さを感じます。楽器一つ一つの描写は丁寧にこなしているので、粗さを求めるのならばダメですが、滑らかさを取るならありかとは思います。


 聴いた感想ですが、合わないものはとことん合わないと感じました。合いそうな音はノリがよく、高音に刺激のあるものかと思います。性能が高いかどうかよりも所謂楽しく聞けるヘッドホンか否か、ということのほうが重要ではないかとこの曲では強く感じました。

ヘッドホンと曲感想 第6回 機動戦士ガンダムUC OST/UNICORN [企画]

 久しぶりに更新するためのネタは溜まってきているのでサクっと記事にしていきたいところです。

機動戦士ガンダムUC OST/UNICORN


 機動戦士ガンダムUCのメインテーマとも言える曲です。PV映像と共に耳にした方も多いかと思います。この曲の重厚さや劇中での映像と共に聴いた時のような迫力などをいかに表現できるか、が課題になるかと思います。

・ヘッドホン
DJ1PRO:9.5/10
鮮やかさや音の厚みという点では最も良いです。音色に癖がありますが聞いていればそのうち慣れてくるので個人的には許容範囲です。音の分離や微細な点の描写はDT880PROやMS-2、ER-4Bに劣っている感じはありますが、自分の環境だとそこまで大きな差ではないかなと思います。

DT880PRO:9.5/10
音場の広さや見通しの良さ、迫力や鮮やかさなどのバランスが非常に良いです。巷ではジャズに合うと評判のこのヘッドホンですが、こういった大編成の曲も良いと思います。強いていうならばもう少し分離が良いと良いかな、と感じる程度です。ただ高域はかなりキツメになるので人を選ぶかもしれません。

MS-2:8/10
迫力のなさが大きくマイナスとなります。音色の鮮やかさや細かな描写はなかなかあっているのですが、低音の特に下の方が弱く、音の重さが足りないこと、また音場が狭いことが合わないかなと。ただノリよく、楽しく、という視点で聴くならばこれはこれでありかな、とも思います。

HD380PRO:8.5/10
個人的には音の鮮やかさが足りないこと、明瞭さがそこまでではないため全体的な見通しが悪いことが気になります。迫力という面では悪くは無いですが、このヘッドホンの多く出る低音の高さと曲の低音成分の高さが微妙にあってにないのか、意外と低音が少なく感じます。ただ密閉型ならではの音圧感、密閉型の割に広い音場はなかなかかと思います。

・イヤホン
ATH-CM707:7.5/10
非カナル型の利点である音場の広さとドライバーの大きさがプラスに働いており、音の厚みや迫力という点がなかなか良い、と感じました。音の分離や解像という面で見るとそれなりですが、高域の鮮やかさやそれなりに出る低音など音色があっているのがプラスなポイントです。

ATH-EW9:8/10
音色の自然さや迫力などなかなか相性が良いように感じます。音場が平面的であったり、ローエンドが実はあまり出ていなかったりするわけですが、雰囲気をうまく出しているのでそこまで気になりません。この中だと最も上手くそれっぽい音を出しているかな、と感じます。

ER-4B:7.5/10
音場の狭さ、低域の少なさ、音の厚みのなさがなかなかに合いません。明瞭さや定位の良さは他のヘッドホン・イヤホンを大きく引き離しているのでそういう点が好みであればありだとは思いますが、どうにも物足りなさを感じる組み合わせです。

ER-6:6.5/10
基本的にはER-4Bと同じ点が気になるのですが、そこからさらに描写の細かさ、明瞭さが劣るのでこうなります。なんといっても音が軽く、迫力を感じられないのが致命的に思えます。


 聴いた感想としては意外とヘッドホン/イヤホンを選ぶなー、という印象でした。音の厚みや鮮やかさ、音場の広さや見通しの良さ、音圧の強さや重心の低さなど気にし出すとキリがない曲だと思います。かなり環境によって相性の良いヘッドホン・イヤホンが変わりそうなので色々と試してみたくもあったりします。


ヘッドホンと曲感想 第5回 牧野由依/春待ち風 [企画]

 更新時間はつくるものですよね・・・

牧野由依/春待ち風
試聴はこちらから(mora win)

 新アルバム「ホログラフィー」から一曲目の春待ち風です。念願のCD収録となりました。この曲はどちらかというと今までの牧野由依の路線の曲と言えるかと思います。可愛らしい歌声をどのように表現するかにポイントを置いて評価しています。

・ヘッドホン
DJ1PRO:8.5/10
ボーカルの生っぽさがやや薄いが明るさ・瑞々しさがよく合う。各楽器などの表現が美味い訳ではないが、曲全体の雰囲気とヘッドホンの相性自体が良いように感じられる。それなりにすっきりとした表現であることも○。

DT880PRO:8/10
全体的に落ち着いた表現が曲とあわないように感じる。ボーカルの生っぽさ・艶っぽさは良いが、もう一息の抜けの良さが欲しく感じる。またやや音が重く感じられる点もマイナス。

MS-2:9/10
明るくすっきりと抜ける音が非常に好ましく感じる。ボーカル表現は非常に相性が良く、やや金属的な響きが気になることもあるが若干幼目に聞こえる点も好印象。音場がかなり狭いことを欠点と見るかボーカルが近く聞こえる、という観点から利点と見るかはその人次第。

HD380PRO:6.5/10
地味・無機的な音であるため特に魅力が感じられない。とにかくハウジングの響きが乗って安っぽくなっています点が大きなマイナス。

・イヤホン
ATH-CM707:7.5/10
悪くはなく、特筆する点はないもののそれなりに良い。ボーカルがもう少し艶っぽさがあれば更に良かったように思える。良くも悪くも普通の音なためそういった意味では面白みは余り無い。

ATH-EW9:7.5/10
ボーカル表現や曲との音色の相性はよく感じるが、とにかくボーカルとかぶる位置にあるピークが非常に耳につく。それが気にならないなら+0.5点しても良いかと思われる。温かみを求めるならアリな選択。

ER-4B:9.5/10
ボーカル表現が素晴らしく、他のヘッドホンであったような癖がないため非常に聴きやすい。特にボーカルの滑らかさ、曲の表現のまとまりの良さが素晴らしい。やや明るすぎる、とも取れる点はあるが破綻してはいないため
そこまで気にならない。

ER-6:7.5/10
ボーカルに薄膜が一枚かかったような感じがあること、またサ行が目立つことがマイナス要素。曲との相性は良く、軽妙さがなかなか良い感じ。


 聴いた感想としては明るいボーカル表現に定評がある機種が順当に合うように感じました。前のアルバム2作とはやや違った感じを受ける曲が多いこのアルバムですが、ことヘッドホン選びに関してはそう変わらないかと思います。


 Merry-go-roundは何度聞いてもsingle verのほうがいいと思うんだ・・・ かわいいもん・・・


ヘッドホンと曲感想 第4回 Marcus Miller/Power [企画]

 twitterのほうでつぶやいてましたがずっと風邪を引いてました。体調管理は大切ですね・・・。

Marcus Miller/Power

 
とにかく重低音が癖になる曲です。曲自体がかっこいいですし良録音でもあり一粒で二度美味しい?かと思われます。ポイントとしてはしっかりとした重い低音が出ること、またそれでいてしっかりキレがあることかと思います。

・ヘッドホン
DJ1PRO:9/10
低音が良く沈み、また音圧もしっかりと感じられます。音の鮮やかさやキレの良さ、またS-Logicによる空間表現がよく合っているようかと思います。音色に人工的さが目立つDJ1PROですが、この曲ではそれがうまく作用していました。

DT880PRO:8.5/10
音色自体はよく合っており、また空間表現はもっとも良いように感じます。ただ低音がゆるく輪郭がやや不明瞭なこと、全体的な音のキレがやや悪いことからこの点数にしました。

MS-2:9/10
低音の音圧や空間の狭さがやや気になりますが、音のキレの良さやベースの生々しさが素晴らしいです。各楽器の表現の良さだけで見るとこのヘッドホン・イヤホンのなかではもっとも良いかと思います。

HD380PRO:7.5/10
それなりにベースの音が生々しく、また鮮やかさはないもののそれなりに聞けます。若干こもり、響きの多さが気にならないでもないですが、比較的相性のよい音源かと思います。

・イヤホン
ATH-CM707:6.5/10
兎にも角にも音の軽さが気になります。また各楽器の表現がわざとらしくいまいちです。また音場が平面的すぎるのもマイナス点。

ATH-EW9:8/10
各楽器の生々しさというかそれっぽさがなかなか良いです。低音もそこまで沈むわけではないですがそれなりに音圧を感じられます。若干音のもたつきが気になりますが、なかなか良いかと思います。

ER-4B:7/10
とにかく音が軽いです。迫力がなくただただ綺麗に鳴っているだけな感があり、楽器それぞれの生々しさはあれど全体的に微妙です。とにかく綺麗になりすぎているところが気になりますし、曲に合わないです。

ER-6:7/10
やはりというか音が軽いです。ただ音の粗さがそれなり良い方向に作用しているように感じます。とにかく迫力がないのが欠点です。


 聴いた感想ですが、上に書いたようにヘッドホン有利な結果となりました。やはり低音の音圧、という点ではドライバの口径がある程度モノを言ったように思います。自分としてはトータルのバランスが最も良かったDJ1PROが一番相性が良いように感じましたが、MS-2のギター表現もなかなかのものがあるように感じました。とりあえず低音がしっかり出て、粗さをうまく表現できるヘッドホン・イヤホンならばうまく鳴らせるように感じるので、そこまでヘッドホン・イヤホンを選ばない曲だとは思います。

ヘッドホンと曲感想 第3回 SEGA RALLY2/KING OF ISLAND [企画]

 週一更新は目標です・・・orz

SEGA RALLY2/KING OF ISLAND


 今回はちょっと変則でSEGA RAKKY2のISLEステージの曲を選びました。名曲ぞろいの中でも特にお気に入りの曲です。いかに鮮やかに、切れ良く表現できるかがポイントになるかと思います。とてもテンションの上がってくる曲なのでそういった点も重要ですね。


・ヘッドホン
DJ1PRO:9/10
音場の広さ、鮮やかさ、ノリの良さなどの点が非常によくマッチしている。ほとんど文句はないが唯一気になるのは低音の量の少なさ。キレの良さや弾むような感覚は非常に気持ち良いが絶対的に量が不足しているように感じられるところが残念。

DT880PRO:7/10
微妙にミスマッチ。高域の線の細さや低域の緩さ、キレの悪さという点がイマイチ。積極的に選ぶ理由は無いように思える。


MS-2:8/10
テンションの高さ、キレの良さはマッチしているが音場の狭さや音圧の無さが気になる。音の鮮やかさがもう少しあればより良かったかと思われる。


HD380PRO:6/10
ハウジングの反響の多さが非常に気になる。音の地味さ自体はさほど気にならないが、響きの多さから感じるキレの悪さ、やけに音が中央に集まりがちでごちゃごちゃした音場など欠点が目立つ。


・イヤホン
ATH-CM707:7.5/10
可もなく不可もなく。意外と無機質な感じがマッチするので消して悪くはないがピタッ、とハマる感じもない。もう少し空間表現がよければなかなか面白かったかもしれない。


ATH-EW9:8/10
途中のブラスの表現がとてもうまいが他の部分では基本的にややぬるく感じる。キレの悪さがやや気になるが雰囲気は悪くなく、これはこれでありと感じる。生っぽさを求めるなら。


ER-4B:9/10
音のキレの良さや鮮やかさがとても合う。音場も狭いながら立体感があり、また分離の良さから音が混ざらないのでそういったも高評価。

ER-6:7/10
全体的に地味な点がマイナス。絶対的な鮮やかさ、押しの強さが足りないのであまり相性は良くないように感じる。音の輪郭がもう少し明瞭だと良かったかもしれない。


 聴いた感想としてはしっかりと音圧の出せる・音が鮮やか・広く立体的な音場表現、があるヘッドホンが相性が良いように感じました。そういった意味で上記のヘッドホンより相性のよいヘッドホンはまだまだあるかと思います。問題はこの曲を聞いたことがある人がほとんどいないであろうこと、これから聞くこともないことでしょう・・・がこういった曲での参考となれば幸いです。


ヘッドホンと曲感想 第2回 柴田淳/透明光速で会いに行く [企画]

 目指せ週一更新!

柴田淳/透明光速で会いに行く

 
 柴田淳のアルバム「ゴーストライター」から。彼女の曲としては曲調、歌詞ともに明るめな曲です。しばじゅんと言えば欝なときに聴くとさらに欝に成れる曲が多いですが、この曲はどちらかと言えば希望がある感じです。ボーカル表現をうまくやれるか、で主に評価したいと思います。

・ヘッドホン
DJ1PRO:7/10
曲調が明るめなためか極端な違和感はない。ただボーカルの硬さ、艶の少なさが気になる。また音色が明るすぎるきらいがある。ボーカル以外の主張が目立つのも難点。ヘッドホンの持つ鮮やかさ、テンションの高さが許容出来れば悪くはないと思う。


DT880PRO:8.5/10
湿っぽく艶っぽいボーカル表現が非常によくハマる。他の音が邪魔をしない点もよい。ただ曲調に対してやや音が細すぎるように感じることもある。決して悪いわけではないが、柴田淳の曲であれば他の落ち着いた曲のほうがよりマッチすると思われる。


MS-2:9/10
明るく、それでいて生々しいボーカル表現。この曲ではしっかりとマッチする。耳の近くで鳴る音場表現もプラスに。この曲に限って言えばかなり相性がいい。ただしアルバム単位で聴くことを考えると、他の曲では明るすぎるように感じると思われる。


HD380PRO:7/10
地味な音が結構合っている。ボーカルの鮮度が悪いとみるか落ち着きがあるとみるかで評価が分かれると思うが、自分には後者のように感じられる。ただもうすこしヌケが良いほうがより生っぽさが出るように感じられる。


・イヤホン
ATH-CM707:5.5/10
艶っぽさ、生っぽさをあまり感じられない。若干耳につく音になっているところが気になる。音色が妙に俗っぽく感じられるところが大きなマイナス。積極的に選ぶ理由はない感じ。


ATH-EW9:8/10
響きの豊かさやボーカルの生っぽさがよく合う。またボーカルがしっかり主張している音である点もプラス。明るいながらも落ち着いた曲の雰囲気を上手く表現できており、非常に相性が良いように感じられる。


ER-4B:9/10
ボーカルが非常に生っぽく、やや実体感に欠けるもののとても魅力的。ボーカル表現だけだと素晴らしい物がある一方で、全体的には雰囲気が明るく、また若干軽くなる傾向がある。それが許せれば非常に相性も良く素晴らしい。


ER-6:7/10
良くもなく悪くもなく、な印象。どの要素もそれなりに表現していてそれなりの水準の音。正直なところコメントしづらい。それくらい普通な音。


 聴いた感想としてはボーカルの生々しさ、艶っぽさに大きな差があったように感じます。ボーカル表現に定評のある機種はもちろん、落ち着いた表現の出来る機種が良いかもしれません。手持ちだと今回の最良はER-4Bでした。ちなみに曲調を考えるとアルバム全体で聴くならDT880PROかな、と思います。

ヘッドホンと曲感想 第1回 石田燿子/private wing [企画]

 皆様お久しぶりです。この企画は週一回の更新を目指しながら曲とヘッドホンについてつらつらと書いていこうかと思います。環境は据え置き、ソースはロスレスorMP3 320kdpsとなります。基本的に現行モデル、または音が極めて近いと推測されるモデルが存在する物で行うものとし、評価は10点満点での点数と一言二言の感想とします。それでは早速。

石田燿子/private wing


 ストライクウィッチーズのゲームのOP曲です。ゲームは持っていないのですが(汗) 曲はアニメ1期、2期と同じように明るく青空を突き抜けていくような感じがする曲です。個人的にはストウィ関連で一番好きな曲でもあったりします。

・ヘッドホン
DJ1PRO:8.5/10
音の傾向や明るさが非常に曲とあっている。しかしながら密閉型特有のヌケの悪さが心なしか気になるところ。ボーカル表現は思っていたよりも気にならず、勢いで押しきれる印象。

DT880PRO:7/10
曲に対して音が重く、緩いため正直イマイチ。特にやや緩く重たい低音がかなり気になるところ。しかしながらボーカル表現はさすがというところ。

MS-2:9.5/10
音のヌケの良さ、スピード感の良さが非常に曲とあっている。ボーカルも非常に気持ちよく、やや硬めだがほとんど気にならない。手持ちのヘッドホンだと相性という点で頭ひとつ抜けている印象。0.5点の減点は高域のピーキーさがやや耳につくため。

HD380PRO:5/10
とにかく籠りが気になる。音の質感的にもイマイチ。

・イヤホン
ATH-CM707:6.5/10
それなりの抜けの良さ、音の明るさがあるためなかなか。しかしながら高域の雑さ、キツさがやや気になるところ。全体的になんとなく無難な印象。

ATH-EW9:6/10
音が緩めで暖かめなためかゆったりとした印象。ボーカル表現について良いがその他がなんとも微妙。

ER-4B:7.5/10
籠りの無さや音のキレの良さから相性は良く感じる。ただ不満点はないが特段良い点があるわけでもないためこの点に。

ER-6:6.5/10
全体的に惜しい音。相性としてはそれなりだが音の伸び切らなさ、微妙にウォームなところが若干気になる。悪くはないが、という印象。


 聴いた感想としてはそこまでヘッドホン・イヤホンを選ばない曲であったように感じます。明るくノリが良い、と言われているヘッドホンやイヤホンがやはり相性が良く、そういったものを選べばハズレ、となることも少ないかと思います。

やはり竹井さんはかわいいなー

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